木目込み雛人形を長持ちさせるコツ

木目込み雛人形を長持ちさせるコツ
雛人形というアイテムは、日本伝統の工芸品であると同時に大切な儀式に用いられるものです。
この歴史は非常に古く、平安時代に誕生しました。
そのため、雛人形は十二重と烏帽子を身に付けられています。
昨今では簡易的なちりめん仕様のものも販売をされていますが、本来は木目込みという木を使用した人形です。
自宅に木目込みの雛人形があるけど、長持ちをさせるにはどうしたらいいのか、と頭を悩ませている方も大勢いらっしゃることでしょう。
そのコツをここでご紹介すると、まずは湿度を苦手とするため必ず保管場所には除湿剤を置くことです。
そして木製品となっていることから全体を和紙で包むことも重要になります。
毎年一回しか箱から出さないため、なかにはひび割れを起こしてしまうケースもあります。
このトラブルを避けるには、1か月または2か月に1回程度は箱から出して陰干しをするようにしましょう。
雛人形はとても高価なアイテムなので管理をしっかりとおこなわないといけません。
1年で1回しか出すことがない雛人形の保管方法
雛人形は1年に1回桃の節句の時期に出します。
1年の中で外に出す期間は大変短く、ほぼ収納している状態であるため保管方法には十分注意をしなくてはなりません。
雛人形は人形にもよりますが、石膏の頭部やガラスの目、絹織物の衣裳や金具など様々な素材を使用して作られています。
そのため収納も大変難しく、顔はもちろんのこと体や手にヒビやはがれなどが生じないようにしなくてはなりません。
また着物類もしみや虫くいなどに合わないよう注意する必要があります。
このようなことから保管方法は風通しがよく、結露やカビが発生しない場所に置くことが基本となります。
窓のそばや水回り近くのクローゼットは湿気やほこりがたまりやすく不適切です。
ですが乾燥した場所も良くないので、エアコンの風が直接あたらず、風通しがよく湿気の少ない場所が適しています。
湿気が起こりやすい場所に保管する場合は詰め過ぎない、定期的に換気をする、虫よけ用のシートでくるむなど行います。